自分なりの覚書のようなものですので、記事内のエミュはすべて起動状態を確認していますが、導入方法等の詳細は専門のサイトなどをご覧になった方がいいかもしれません。
PowerPCの全盛期2005年あたりはMacでけっこうな数のレトロPCがエミューレートできていました。
ただ、昨今はIntel化されずにそのまま開発終了となっているソフトがほとんどのようです。
Macはこれまで度重なる大幅な仕様変更がありました。
OS9>OS XではCarbon化させる必要があり、PowrPCからIntelでユニバーサルバイナリ化されないと使えない、という風に、開発者はその都度対応を迫られる状況が続きました。
よってかつて動いたエミュも、2019年現在IはIntel版未対応等、Macユーザーには辛い状況が続いていると言ってよいでしょう。
(ちなみにですがWindowsではあれば動くエミュレーターはいくらでもあります。あくまでもMacの話です。誤解のないようお願いします)
※記事に誤りや新情報などがありましたら是非教えてくださいませ!^^
<動作確認MacOS>
OS10.11 Elcapitan
■ 8bitレトロPCエミュレーターのご紹介(Mac対応のみ)
<目次&早見表>
(ページ内リンクしてませんの記事を直接お読みください)
(16bit or 32bit機も混在していますのでご了承ください)
(起動確認できたものはSSを載せています)
- PC-88系
- Quasi88(ほぼ起動可・要コンパイル)
- PC88EM(Intel版無/PowerPC版有)
- PC-98系
- np2sdl2(Intel版有・起動可)
- ねこープロジェクトIIx(Intel版有・起動可)
- MSX系
- WEBMSX(完璧起動可)
- openMSX(ほぼ起動可)
- X68000系
- X68000EM(それなりに起動可)
- X1系
- X1EMx(Intel版起動不可/PowerPC版のみ)
- FM7系
- XM7(Intel版起動不可/PowerPC版のみ)
- FM-TOWNS(存在未確認)
<PC-88系>
なんと実行ファイルがなくソースコードがそのまま配布されている。つまりアプリになっていないのだ!
ユーザー自らソースコードをコンパイルしなければならないという、この方面に関しての素人があたかもプログラマーのようなことをしなければならず、その上コンパイルに必要なソフトをいろいろ揃えたりと、スタート地点から非常にハードルが高いエミュレーターです。
このエミュ情報は以前から知ってましたが、どうにもやる気が失せる内容であったので放置してましたが、この度意を決し、Macゲーマーの意地でなんとかコンパイルし起動することに成功しました!
→近日別ページにて導入レビューを紹介予定です。(作成中)
数々のエラーを克服し、やや突貫的なトラブル対応も含みますが「いろいろ準備>コンパイル失敗>多くのトライ&エラーを得て成功>起動確認>ゲームプレイ確認>一部起動せず>またトライ&エラー・・・」までのMacレトロゲーマーとして涙と感動!?の記録をのちほどご紹介します。
このエミュが、2019年現在唯一無二のMac88エミュレーターとなっているようです。
>> PC88EM
http://www.hi-ho.ne.jp/hideaki-i/n_on_mac/n-index.html
→PowerPC系(OS10.5迄)のMacのみ起動、動作する。10.6以降のIntel系起動不可。
→PowerPC系(OS10.5迄)のMacのみ起動、動作する。10.6以降のIntel系起動不可。
ほとんどのソフトが動いてましたが、やはり時代の流れには逆らえずPowerPC系のMacでしか動かないようです。
一応PowerPC系のMacは3台持ってますが、常設していないので、エミュレーターのためだけに引っ張り出すのは現実的ではありません。
現行機種で動かなければ、エミュレーターの意味がないのです。よって先のQuasi88をどうしても起動させる必要がありました。
蘇るPC-8801伝説 永久保存版
<PC-98系>
>> np2sdl2
今のMacでも動くPC98唯一無二のエミュレーターがこの「NP2」である。
巷で有名?な「NekoProject2」さんの開発です。ネコ缶サイトは昔から情報が充実しておりたいへんお世話になっていました。
このエミュ、ただ非常に残念なのがMacだと「フルスクリーン」と「マウス」が使えないようです。
けっこうマウス使うことあるのでゲームによっては厳しいかもしれません。
・・・と落胆していた矢先、何気に調べてみたらこれは派生品とのことで別のアプリがあるらしい。
それがこれだ↓
>> ねこープロジェクトIIx
このNekoProject IIx for Intel 0.80をダウンロードすればよいのです。
使い方は同じ、先のフルスクリーンとマウス問題が見事に解決しているではないか!^^
ディスクアクセス時の音の再現が非常に気持ち良いです。Quasi88もそうでしたがMacでエミュレーターすることは、それなりの覚悟しなけれなならない事は重々承知しているものの、スムーズに動かないのがもはや当たり前で、なんか面倒というか試練というか・・・いつもそんな気持ちです・・・(苦笑
かといってWin機に乗り換えるわけにはいかない、わたしはMacユーザーのゲーマーだから、あくまでもMacにこだわる。
こういった事情もあり、Macでエミュを起動できた時の感動は、Win機とは比較にならない感動があるのも事実なのです!^^
蘇るPC-9801伝説 永久保存版―月刊アスキー別冊
<MSX系>
辛うじてというか、かつての世界統一仕様のパーソナルコンピューター「MSX」だけはさすが世界仕様だけあって過去〜現在においても、もちそんMacにおいても、ほぼ完璧な形でエミュレートできる環境が常に用意されている。
これはほんとに素晴らしい事だと思う!
いくつものエミュレーターが存在するが、Macで最近特におすすめできるのがこれだ。
>> WEBMSX
HTML5をサポートしているブラウザーならほぼ動く、おそらくこれが次世代のMSXエミュレーターなんじゃないかと思う。
いつでもどこもでプレイ可能!
BIOS必要なしでコントローラーもサポートしているし、セーブデータのインポート、エクスポートまででき、フロッピードライブ、ROM、カセットテープを読み込むことができ、しかもMSX1〜MSX2+まで動くというのだから、もう何もいうことはない。
さすが外人クリエイターはやることが違うな!w まぁ世界規模だしねMSXは!?
ブラウザー動作だから将来的にも互換性を保ちやすく安心です。
このように、かつての世界統一パソコンMSXだけは将来的にもエミュレーターに困ることはなく、おそらく「死ぬまで安泰」なんだとう思うw
わたしもかつてMSX2ユーザーでしたので、ゲームソフトにはこだわりあるので助かります。
>> openMSX
ダウンロード型の定番エミュ。(ver0.15.0)2019.2現在
昔からMSXのエミュは多々ありましたが、今でも普通に動き開発も継続されているもは、もはやコレしかないんじゃないかと思う。
昔からMSXのエミュは多々ありましたが、今でも普通に動き開発も継続されているもは、もはやコレしかないんじゃないかと思う。
ただインターフェースや挙動が、前述のWEBMSXのが優れているのが、時代を感じさせるというかなんというか複雑な気持ちである。
PowerPC系のみで開発終了かと思いきや、どうやらintel版が2008年頃ひっそりと公開されていたようです。
ただしサイトは現存していないようです。そのためWEBアーカイブからダウンロードすることになります。
おそらくこれが最後?のMac用X68000エミュレーターになってしまうかもしれないので、今の内にダウンロードしておくことをお勧めします。
バージョンが0.0024bと異様に低い数値のままですが、ソフトはそれなりに動きます。
個人的にはアーケードとなんら遜色のない移植だった「源平討魔伝」を起動する度にいつもワクワクします。
究極!! X68000エミュレータ
<X1系>
>> X1EMx
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Sunnyvale/8505/X1EMx/index.html
→PowerPC系(OS10.5迄)のMacみ起動、動作する。10.6以降のIntel系起動不可。
→PowerPC系(OS10.5迄)のMacみ起動、動作する。10.6以降のIntel系起動不可。
長らくMacでX1のエミュレーターは存在していないと勝手に思い込んでおりましたが(苦笑)、それはただ興味が無く調べていなかっただけです。
またあくまで個人的ではありますが、X1にあるソフトはほとんどPC88に存在していますので、あまり興味が湧かないのが実状です。
そういった事情もあり、開発に意欲を示す方も少ないのではないかと思います。
リンクは「ジオシティー」のサイトなので、近日中に消滅すると思われます。(2019年3月、2020年でデータ削除)
すでに最新バージョン0.54はダウンロードできません・・・といってもダウンロードしたところでPowerPC系のMacでないと動かないわけすから、起動確認は困難です。(WEBアーカイブからなら0.54をダウンロードできます)
他MESSを使って動かすとかの情報などは見かけた事がありますが、よくわかりませんでした(苦笑
↓
※参考サイト:MacでX1のクロス開発(エミュレーターの準備編)
※X1EMx導入レビュー:マックでエミュレータ:8bitパソコンX1のエミュレータ
X1システム研究室―ハードウェア解析 (パソコンテレビX1シリーズ X1/C/D/F/turbo)
<FM-7系>
→PowerPC版とIntelバイナリー版があります。
すでに配布サイトは終了しております。
6、7年前にPowerPC版と併せてユニーバーサルバイナリー版もダウンロードしていたおかげで「起動」はできるのですがFDDをメニューから開こうとすると「落ちます(OS10.11)」(涙TT;
PowerPC版は問題なく動作していただけに、残念でなりません。
ただ、MacOS10.6とかの古いタイプであれば起動する可能性があります。
現在はPC88エミュのQuasis88のように、SDL用のソースコードなら配布していたりしますので、それをコンパイルすればできるのかもしれませんが「Quasis88」でもう懲りましたので、試す気力はもはや私にはありません。
※参考URL
時代を彩った名機たち~1980年代・国産パソコン戦国時代を振り返る: マイナビ
■ おそらくMacでは存在しないレトロPCエミュレーター
<FM-TOWNS>
Macで動かしている情報を見た事がありません。なぜなんでしょうか?
※参考URL
☆付録:おすすめPowerPC系Mac最終モデルのご紹介☆
このようにに、2019年現在、Macで「まともに」動くレトロPCエミュレーターは、PC88、PC98、MSX(一応X68000)以外ほぼ消滅した状態にあります。
開発が継続されているのを確認できるのは「MSX」のみでしょう。他は終了しているか止まってます。
開発が継続されているのを確認できるのは「MSX」のみでしょう。他は終了しているか止まってます。
また対応していても一筋縄ではいかない場合も多々あり、Mac環境で構築するのは本当に至難の技です。
ただ私もそうですが、レトロゲーマーであれば意地を見せたいところですので、Macのアップデートに併せて、エミュレーター情報も生きている間は更新していかなくてはならないでしょう。もうこれは使命感みたいなものです(苦笑
開発している有志の方々に感謝いたします。
幸いなことに、PowerPC系のMacはデスクトップもノートもあるのでプレイできないことはないんですが、やっぱり常時使用しているMacで起動できないとなると、昔のファミコンを押入れから引っ張り出す様な感覚になり、積極的なプレイをすることはままなりません。
それでもと言うあなたに!PowerPC最終形態のMacを紹介しておきましょう。
もし、買ってみようと思うならこれしかありませんw
(ちなみに私はこの2機種の最高スペックを持ってます、現在倉庫行きですがw)
<デスクトップ>>PowerPC G5 Quad2005年発売時最高スペックorフルBTO価格:約200万円2019年ヤフオク参考落札価格:5,000円<Macノート>>PowerBoook G4 AL 1.63Ghz2019年ヤフオク参考落札価格:1〜2万円
上記のいずれのMacも、OS10.5(leopard)までしかサポートされていないので、ネットするだけでもはかなり厳しい状態になるといえるでしょう。
ただ今では動かない「エミュレーターの多くを再現できます!」
ただ今では動かない「エミュレーターの多くを再現できます!」
日本のレトロPC機器の場合、おそらく世界に流通していないであろうから外人がエミューレターを開発することはほとんどないと言っていいのかな?
なので上記の和製PCのエミュレーターを、現在のMacでプレイするには、どうしても日本人が開発しないといけないのです!
頑張って!日本人!w 陰ながら応援させていただいております^^☆
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