
もう1年以上前の記事でFF14が64bit対応するとのことで、MacOS Mojave以下がバッサリ切り捨てたられた記事を書いた。その時はもうこれで私のMacでFF14人生が終わったと正直思っていた。
■諦めていたFF14を起動させる条件、その経緯
諦めていたFF14起動はけっこう個人的に嬉しい出来事なので、これまでの経緯をぜひご説明したい。
前回FF14Mojave対応時、私のMacProは「Elcapitan(MacOS 10.11)」だった。
この時のMacProは2009モデルだったので、このOSが最終バージョンとなっていた。
だが、この時代のMacProはこれだけでは終わらない。
ファームウェアをアップデートすれば「High Sierra(10.13)」までバージョンアップをすることができるのだ。
もちろん「High Sierra(10.13)」に変更した時は既に遅し、例の「64bit対応」グラフィック「Metal対応」したOSでないとサポートしないのがFF14仕様なわけだ。
つまりは「 Mojave(10.14)」ということだ。
この仕様の中で特に重要なのが「Metal」対応という部分。
これはWIndowsでいうところの「DirectX」に非常に近い環境になり開発しやすいとか話しなので、Macの対応も以前と比べてスムーズになる、ということが言えるのだろう。
(ちなみにエルダークロールも「Metal」対応の仕様に変わってました(苦笑))
だがこの「Mojave」・・・
肝心のわたしのMacPro2009には入れられないのだ。
■「Metal」対応の「グラフィックボード」が Mojaveのインストール要件
■「Metal」対応の「グラフィックボード」が Mojaveのインストール要件
その理由は「グラフィックボード」が「Metal」対応でないからだ。
じゃあ「Metal」対応を買えばいいじゃないか、WInゲーマーあたりは簡単に思うことだろう。
Macに対応または推奨されているグラフィックボードは、Mac仕様というだけ世代が古くても未だに値段が高いのだ。
デフォルトの「HD RADEON 5770 For MacPro」が中古で現在1万円する。しかもこれが飛ぶように売れる。VRAM1Gだよ!w
以下、Apple推奨のMetal対応はグラフィックボードが以下の通りだ。
で、このボードを搭載したMacProに限り「 Mojave」までインストールできる、ということ。
で、このボードを搭載したMacProに限り「 Mojave」までインストールできる、ということ。
- MSI Gaming Radeon RX 560 128-bit 4GB GDRR5
- SAPPHIRE Radeon PULSE RX 580 8GB GDDR5
- SAPPHIRE Radeon HD 7950 Mac Edition
- NVIDIA Quadro K5000 for Mac
- NVIDIA GeForce GTX 680 Mac Edition
- AMD Radeon RX 560
- AMD Radeon RX 570
- AMD Radeon RX 580
- AMD Radeon Pro WX 7100
- AMD Radeon RX Vega 56
- AMD Radeon RX Vega 64
- AMD Radeon Pro WX 9100
- AMD Radeon Frontier Edition
■導入を阻む第一の壁の存在とは?「EFI」
意外と選択肢があるかと思うかもしれないが、第一の壁がここには存在する。
Macには元々起動にアップルマークが出たり、起動ディスクを変更したりセーフブートしたりのEFI(システムパーティション)という機能がある。
この機能が付いているのが上記リストの「for Mac」「Mac Edition」と書いてあるもののみ。
それ以外、Macは起動はするものの「EFI」が使えない、という状態になる。
このEFIにこだわらなくてはいけないのが、まず第1の壁だ。(苦笑
■そして更に第2の壁も存在する「miniDisplayPort」
第2の壁は「miniDisplayPort」の問題だ。この接続にこだわらなければ、選択肢は複数あるのだが、元々繋いでいるApple社製の「LED CHINEMA Display」を接続したい場合には「miniDisplayPort」が必須だ。
Apple以外のモニター使っているなら話はもう少しスムーズだが、やはりMacでゲーマーはそういうわけにはいかないのだ(苦笑
そうなると選択肢が調べた結果「SAPPHIRE Radeon HD 7950 Mac Edition」が最適解となった。
で、この中古相場がなんと「¥35,000」である、新品だと驚愕の「¥49,800」!
たかだがVRAM3Gのグラフィックボードが、今の時代に「¥50,000」するわけだ
WINゲーマーからしたら、なんとも滑稽な話しに聞こえるかもしれないが、これがけっこうなハードルとしてずっと立ちふさがっていた。
しかも、中古ではなかなか出回らないと来てる。
このような事情があり、MacPro2009はHigh Sierraどまりで、しばらく使用を続けていたのだが・・・・
■MacPro2009起動不能・・・原因は・・!?
ある日、愛機のMacPro2009がSteamの「Taros」というゲームやっていたら、いきなりシャットダウンし、その後起動できない状態になってしまった。
ロジックボードがイカれたのかと思いきや、原因はグラフィックボードにあった。
ただ、早計に壊れたと思いこんでしまった私は、仕事でも使うので「MacPro2012 12コア メモリー64G」を衝動買いした(苦笑
幸いMacPro2009が壊れたのを理由に憧れのシルバーマック最終モデル「MacPro2012 12コア 」を手に入れたことは、奮発はしたものの非常に喜べることであった。
状態が良く、メモリー64G、SSDやHDはフル装備、キーボード、マウスもコミコミの美品であった。
(2009モデルはその後完動品として普通に売れました、良かった!)
ただ、グラフィックボードだけは純正の「HD RADEON 5770 For MacPro」のまま・・・
せっかく2012最終モデルのMacProを買ったからには、これまで手をつけられなかった「 Mojave」対応をするしかない、と心に決めた。
という風にどうせなら、至高のMacProカスタマイズと思い立ったわけだ。・・・
金はそれなりにかかるがもはや止むを得ない・・・!
そういうことで、Metal対応のグラフィックボードの選別・購入をすることに・・・
長くなりそうなので次回に続きます(苦笑

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