ということでWiiのエミュレーター「Dolphin」の紹介をしていきたい。
ゲームキューブは以前の記事の「OpenEmu」内のコアにすでに実装されているので新しいわけではないが、この「Dolphin」はゲームキューブはもちろん、なんとWiiのエミュレートもしてくれる。
しかもかなり正確に、そしてモーションコントローラーも使えるという代物。
このエミュレーターを知るまでWiiは、その特徴的なコントローラーのせいで、Wiiでしかできないと思い込んでいた自分が浅はかであった。その上、Macに対応していると聞き、すぐさま試した。
一般的にMacのエミュレーターは、Win-PCと比較して完成度が低い傾向があるが、この「Dolphin」はそんなことはない。ほぼ同等と言える。
ダウンロードはこちらから
ここでMac用を選べば良い。CPUがintelかARM(M1)を違いしかないので迷うこともないだろう。
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https://ja.dolphin-emu.org/download/?ref=btn エミュレーターはその性質として、起動時にBIOSの設定が必要とか、PC初心者が敬遠する対応に迫られる場面が何度か出てくるのだが、その点「Dolphin」はハードルが低い。すべて初期設定でゲームが動き、そしてコントロールできるだ!
■ さっそくダウンロードして、Wiiのゲームを起動してみた。
■ 零 眞紅の蝶
双子の姉妹が可愛い、これだけでプレイ価値がある!?
■ 非常に高い再現度、だが問題点がないわけではない。
問題点が言わずもがな、コントローラーの問題である。
Wiiは、モーションコントローラーを縦持ちにして、センサバーで感知しモニター上をポイントさせながら操作するゲームが非常に多い。
先ほど起動テストをした3つのゲームは、タツノコ以外実機の「Wiiコントローラー」がないと、まともにプレイできないのだ。
零は言うまでもない、ライトの位置、射影機の操作に「Wiiコントローラー」が必要であり、ノーモーアヒーローズは剣を振るアクションそのもので必要になってくる。
通常のゲームパッドで済むゲームであれば、PS4コントローラーでもなんでも構わないのだが、「Wiiコントローラー」が必要なゲームではそうはいかない。
もちろん実機の「Wiiコントローラー」をBluetooth経由で接続できるので、PCやMacに接続することはできる。
そして「モーションが必要ない」ゲームであれば問題なくプレイ可能だが、これでは、Wiiコントローラーである必要もないので本末転倒だ。
■ Macにセンサーバーを接続!?
■ Macにセンサーバーを接続!?
次にモーションさせるには「センサーバー」が必要となり、これを「接続」しないといけない。
Wiiに付属のセンサーバーは、独自の仕様になっておりこれをMacに接続するにはUSB経由の電源を供給させないといけない。
これを実現するには自分で「改造」するか、買ってくるしかない。
幸いこれを想定してなのか、USB接続のセンサーバー売っているのでリンクを貼っておこうと思う。ちなみに私は「すぐに買った」(苦笑
これらの問題が「Dolphin」の欠点とも言えようか。
だがしかし、やる気のあるゲーマーであればこのような「欠点」克服しがいがあるというものだ。
そういうことで、センサーバーが到着した暁には、MacでWiiコントローラーのプレイレビューをしてみたいと思う。
次回に続きます。
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